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咲くやこの花館

2012年1月17日
タイガーオーキッド


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  寒い日が続き、花も少ないこの季節。温かい温室の花が見たくなり、大阪・鶴見緑地の「咲くやこの花館」を訪ねました。

 今回は「フラワーツアー」に参加してアテンダントから花にまつわるエピソードを聞きながら、まずは熱帯の植物から見て回りました。

 黄色に赤茶の斑点がある「タイガーオーキッド」(上の写真)が咲いていました。東南アジアの大木の上で育つ着生ランで、世界で一番背が高くなる種類。同館では8年ぶりに開花したそうです。


カエンボク
 世界三大花木の一つ「カエンボク(火炎木) 」は、文字通り燃えるような大ぶりの花で、とても目を引きます。熱帯アフリカ産、別名「アフリカンチューリップツリー」。
 ちなみに、三大花木の残り二つは「ジャカランダ」と「ホウオウボク」です。


ヒビクス・インスラリス
 「ハイビスカス」コーナーに入ると、常夏の暖かさ。
 オーストラリアの一つの島にしか自生していない「ヒビクス・インスラリス」が咲いていました。島に持ち込まれたヤギなどに食害を受け、一時は絶滅寸前までいったそうです。

 「サボテン・多肉植物」のコーナーには、奇妙なものが。「キソウテンガイ(奇想天外)」という、アフリカのナミブ砂漠に生える植物。

キソウテンガイ
 生涯、2枚のベルト状の葉だけを延々と伸ばし続けます。陸のコンブのよう。
 灼熱の過酷な環境のなかで、葉は裂け、先の方は枯れながら、わずかな地下水をたよりに、1000年以上、中には5000年も生きているものがあるそうです。


ギンケンソウ
 高山植物室には、ハワイの貴重な高山植物「ギンケンソウ(銀剣草)」。絶滅危惧種に指定されています。
 実は2010年7月に、花が咲いたというので見に来たことがあります。種をまいてから17年後の開花でした。

ギンケンソウの
開花(2010年)
 ただ、花を咲かせるとそれで一生を終え、枯れてしまいます。

 同館のホームページによると、日本で栽培展示している植物園はここだけ。夏の暑さに弱く、水分は好きなのに多湿を嫌うため、とても栽培が難しいようです。大事に育ててほしいですね。

               ◇


オオオニバスのパスタ

マグロたたき丼
 フラワーツアーの後は、館内のレストランで食事。
 名物メニューの「オオオニバスのパスタ」は前に試食ずみなので(2009年のページをご覧ください)、趣向を変えて「マグロたたき丼」を注文。  

 外の噴水を眺めながらぼんやりしていたら、バックミュージックに大好きな「真珠採りの歌」が流れてきて、良い気分でした。

参考サイト
 咲くやこの花館
 

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