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クリスマスにまつわる
植物展


2009年12月20日
クリスマスツリー
(咲くやこの花館)

クリックすると大きくなります。壁紙用にどうぞ(1024×768 240k)




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  大阪市・鶴見緑地の「咲くやこの花館」で開かれた「クリスマスにまつわる植物展」を見てきました。


フラワーホールの展示
 ポインセチアやクリスマスカクタスなどおなじみの植物の展示のほか、イエス・キリスト生誕の時に贈られたとされる乳香の香りを嗅げる実演がありました。


手前が乳香

乳香の煙
 星の導きによって、生誕の地を訪ねた東方の三賢人が黄金、乳香、没薬をイエスに捧げた――という聖書の話はよく知られていますが、乳香とはどんなものか、どんな香りがするのか…。

 2階の展示室で、アテンダントの女性が、ガラスケースに入った砂糖菓子のような乳香のかけらを金色の香炉にくべると、うっすらと煙が上りました。

 香りはさほど強くなく、スパイシーでエキゾチックな感じ。嗅いだあと、のどの奥に甘さが残りました。

 乳香は、アラビア半島などに生えるカンラン科の木から採れる樹脂の固まり。古くから貴重な香料とされ、あのシバの女王の交易品だったそうです。
 一方、没薬も同種の木の樹脂で、殺菌作用があることから古代エジプトのミイラの保存や香料、薬にも使われたとのこと。

Xmasツリー

クリックすると壁紙用に
拡大します(1024×768)

 同館中央のフラワーホールは、モミの木やポインセチアの寄せ植えで飾られていました。

色々なポインセチア

ヤドリギ
 ポインセチアといっても赤、白、ピンク、斑入り、花びらにフリルがあるものなど…たくさん種類があるんですね。
 
 ホールの一角にヤドリギが展示され、古代イギリスの風習が紹介されていました。
 「クリスマスのヤドリギ飾りの下では、どの女性にキスしても許されていた」のだそうです。「そのたびにヤドリギの実をひとつずつ摘み、実がなくなればキスはおしまい」――。


リハーサルの生徒たち
 ホールの舞台では、高校の吹奏楽部の生徒たちがクリスマスコンサートのリハーサル中。
 天井から吊り下げられた大きなベルや星飾りがおしゃれで、きれいでした。
              ◇
 温室のランなどを見たあと、「緑と水のレストラン」で昼食。世界最大の葉を持つ南米アマゾン原産の水草「オオオニバス」のスパゲッティを食べてみました(1日10食限定、880円)。

オオオニバスの
スパゲッティ

茎の部分。穴が
開いています
 睡蓮を巨大にしたような葉の上に子供が乗っている写真がよくありますが、その茎を使った同レストランの新メニューです。
 とげのある茎の皮をむき、炒めて白ワインで臭みを抜き、和風味に仕立てたという「世界初」の苦心作。

 大丈夫かなと思いながら食べましたが、かすかに臭みはあるものの、野性的な味わいとフキに似た歯ごたえが面白く、まずまずでした。
 
参考サイト
 咲くやこの花館
 「オオオニバスでスパゲッティ」(京橋経済新聞)


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