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吉野山の桜 2011年4月14日 |
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吉水神社からの「一目千本」 |
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「これはこれはとばかり花の吉野山」 江戸時代の俳人・安原貞室の句。 桜を愛する人なら一度は訪ねたい世界遺産・吉野山。今回、ようやく念願がかないました。 地元の開花情報によれば下千本が満開、中千本7分咲き、上千本3分咲き。快晴の一日でした。 近鉄吉野駅からバスで中千本へ。名所を巡りながら山を下っていく、これが体力的に一番楽なプランではないかと思います。
茅葺き大屋根のどっしりした宿坊があり、新館と合わせて250人収容の国際観光旅館になっています。泊りがけの花見ができれば…贅沢ですが素敵でしょうね。
谷を隔てた向う側に、桜に囲まれた如意輪寺が見えます。このお寺までは細い山道で、下りあり上りありのちょっとしたハイキングコース。 道の途中、小さなお茶屋で一服しました。崖に張り出した建て方。思わず「大丈夫?」といいたくなる感じですが、座敷から眺める山々の桜は大自然の中ならではの素晴らしさ。静かで心も落ち着きました。 あまり時間がなかったので如意輪寺へは行かず、山道を引き返して、勝手神社前の土産物店が軒を連ねるあたりへ。
揚げたてのタケノコのてんぷらをほおばり(いい年をして…我ながら恥ずかしい)、吉水神社の方向へ下っていきました。 吉水神社は、後醍醐天皇の行宮(あんぐう=仮の皇居)が置かれ南北朝時代の幕開けになったところ。源義経が身を潜めたり、豊臣秀吉の花見の宴など、さまざまな歴史のエピソードを秘めた名所です。 境内には、勝手神社(2001年に本殿焼失)のご神体も仮遷座。同神社の再建へ協力を呼び掛けていました。 参道の左手に、思いがけず素晴らしい眺め。満開の桜の海の向うに蔵王堂が見えました。これはいい! 感動ものです。
さらに行くと「一目千本」の立て札がある場所に。中千本、上千本が見渡せます(一番上の写真)。いかにも吉野らしい風景。定番ながら、やはりお勧めのスポットです。
最後にいよいよ修験道の根本道場、金峯山寺へ。 開祖は役行者。蔵王権現の像を桜の木に刻んだことから、桜が保護・献木されて吉野山が桜の名所になったといわれます。 国宝の蔵王堂は高さ34m、安土桃山時代に建立された大伽藍。圧倒されるような迫力でした。 帰りは、ケーブル(ロープウェイ)に乗り下千本・七曲りの満開の桜を空から見物、という趣向。 ところが、乗るまでに延々長蛇の列ができていました。たった3分間の空中散歩に40分待ち。ドッと疲れが…。 午前中、行きの便はもっと混雑したようです。そういえば来る時、近鉄吉野駅に降りるやいなや走り出した乗客がたくさんいましたが、あれはケーブルに乗るためだったのかも。
今回は無理をせず、上千本までは行きませんでした。 しかし次に来る時は、絶景といわれる上千本「花矢倉」からの眺めを撮りたい。そう思いつつ吉野を後にしました。
●参考サイト 吉野山桜情報 吉野町HP 吉野町観光情報 吉野ウェブ 金峯山寺 |
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