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矢田寺のアジサイ 2010年6月30日 |
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矢田寺のアジサイ (本堂前で) |
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関西でも指折りのアジサイの名所、奈良・大和郡山市の矢田寺。梅雨の晴れ間に出かけてきました。 この時期には、近鉄郡山駅から矢田寺行きのバスが増発されていて便利です。終点が矢田寺。とはいえ、バス停から上り坂、そして参道の石段が延々と続きます。かなりしんどいです。
矢田寺はたいへん古い真言宗のお寺です。正式には金剛山寺(こんごうせんじ)。奈良時代、天武天皇の勅願により造営され、本尊は地蔵菩薩です。この日は平城遷都1300年祭にあわせ、本尊の特別開帳がありました。 アジサイといえば、丸いマリのような形がポピュラーですが、境内には、縁に小さな花をつけたガクアジサイが結構たくさん植えられています。ガクアジサイが好きなので楽しく見て回りました。 ほかに中国のアジサイなど珍しいものも含めて、全部で60種8000株あるそうです。石のお地蔵さんも花に包まれていました。 色はピンク、青、紫、その中間の淡い色合いなどバラエティー豊か。真白な花も、ちょっとさびしいけれど清楚で良い感じ。
本堂脇の「あじさい園」に入ると、その広さにびっくり。谷全体がすべてアジサイの花に埋め尽くされています。 遊歩道は一人がやっと通れる細い道。背の高さまで茂ったアジサイの間をかき分けるように進みます。 これだけの数の株を手入れするには、さぞ手間がかかると思います。別名「あじさい寺」と呼ばれるだけはある、と実感しました。
花期は6月上旬から7月上旬頃まで(あじさい園の開園は6月1日〜7月10日)。関西の都市部より1週間〜10日花の時期が遅いとのこと。
インドの沙羅双樹とは違うといわれますが、平家物語のおかげで一般的には「盛者必衰」の代名詞。根元の苔の上には落ちた花が点々と……。 座敷に上がらせてもらい、精進料理「あじさい弁当」をいただきました。ちらし寿司、胡麻豆腐、三輪そうめんなどがついて2000円。 本堂の裏山には四国八十八か所の霊場を移した「ミニ遍路道」があります。一周約2時間の巡拝コースの途中では、奈良盆地の景色も楽しめるそうです。 ●参考サイト 矢田寺 |
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