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真如堂と金戒 光明寺の紅葉 2011年12月4日 |
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真如堂本堂裏 |
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2011年は紅葉が遅く、都市部で見ごろになったのは12月初め、という地域も多かったようです。 京都の紅葉も例年より約2週間遅れ。ようやく最盛期となった洛東の名所を訪ねてみました。
真如堂の広い境内にはたくさんのカエデが植えられていますが、特色があるのは、ゆるやかな石段の参道に散り敷く紅葉。 ですが、今回は散った紅葉が少なく、人が多すぎて…。あまりいい写真にはなりませんでした。 ただ、本堂の裏に広がる庭園の紅葉はそれを補ってあまりあるほど素晴らしい彩り。 庭全体が赤や朱色に染まっています。 時折日差しがのぞくと、それは鮮やかに、燦然と輝きます。思わずため息がもれる光景でした。
真如堂は正しくは真正極楽寺といって天台宗のお寺。本堂では曼荼羅の解説や陰陽師・安倍晴明のお話がありました。面白かったですね。 安倍晴明はあるとき突然死してしまい、閻魔大王の前へ引き出されます。しかし、日頃信仰していた不動明王が閻魔大王に頼み込んだおかげで、晴明は蘇生できました。このとき閻魔大王が晴明に授けたのが「決定往生之印」という秘印。 天寿を全うし、再びこの印を持って大王の前にきた折には、極楽往生間違いなし、というものです。 晴明の没後、不動明王像と印は真如堂に納められました。今に伝わるこの印を押した印紋、いわば極楽切符が、400円でもらえます---という軽妙な説明に、参拝者からどっと笑い声がわいていました。
参道わきには赤い毛氈を敷いた茶所が。 観光客は参拝の足を休め、近くにそびえる三重塔などを眺めながら、甘酒や抹茶を味わっていました。 ◇
浄土宗の法然上人が最初の念仏道場を開いた場所で、地元では「くろ谷さん」と呼ばれ親しまれているお寺。 ちょうど秋の特別公開(11/5〜12/4)の最終日でした。
その中の大方丈の東側にある枯山水の「紫雲の庭」は、法然上人の生涯と浄土宗の広がりを表現したもの。今年の法然上人八百年大遠忌記念として、整備されたそうです。 大方丈から「紫雲の庭」へ降りて、奥へ歩を進めると、紅葉と池が調和した回遊式庭園に入ります。 樹木の背が高く、スケールが大きい感じ。「紅葉の新名所」といわれるだけの魅力はあります。 ただし鬱蒼とした林の中は暗く、風景写真を撮るには厳しい条件でした。おまけにこの時期の京都らしく時雨れてきたので、撮影は終りに…。
また境内には今年のNHK大河ドラマ主人公の「江」や「春日局」の供養塔があるとか。 というわけで「江」にちなんだお土産を買って家路につきました。
●参考サイト 真如堂 金戒光明寺 |
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