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姫路市・さぎ草展

2009年8月13日
鷺草(サギソウ)
手柄山温室植物園で


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  夏の湿原に純白の花を咲かせるサギソウ。名前の通り、シラサギが翼を広げたような繊細な花は、山野草のなかでも格別の人気があります。


さぎ草展
 姫路市では、姫路城が白鷺城と呼ばれるのにちなんで、サギソウが市花になっています。市内の小高い丘にある手柄山温室植物園で「市花さぎ草展」が開かれていました。

 展示コーナーはクーラーをガンガンまわしていましたが、それでもやはり真夏の暑さ。そのなかで涼を呼ぶ花の姿がとても印象的でした。


愛好家が丹精を
こめた鉢植え
 同植物園ではサギソウの栽培に特に力を入れていて、季節に関係なく花を咲かせる専用の栽培温室があります。そこで栽培したものと、市内の愛好家の鉢植えや寄せ植えをあわせて約200点展示していました。

 乱獲と開発で自生地が減り、環境省の植物レッドリストで準絶滅危惧種にもなっている野生ランの一種。その魅力を知ってもらい保存を訴えるのが展示会の目的のようです。

 「金星」「銀河」「飛翔」など品種の色々や花の構造、育て方のパネル展示もあわせておこなわれていました。
 花の下にぶら下がっている管は「距(きょ)」と言って、虫を呼び寄せる蜜がたまっているのだそうです。初めて知りました。

 栽培方法は球根を植えるのが普通ですが、種から増やす方法も。
 ただしラン科の植物は発芽に必要な養分が種にないため、養分を含んだ培地に播くなどバイオテクノロジーが必要とのことです。


食虫植物
ウツボカズラの一種
 植物園の別のコーナーでは、夏休みの子供たちが喜びそうな「食虫植物展」もありました。
 いつも思うのですが、サギソウの花の形といい、食虫植物の虫を捕るしかけといい、自然界はどうしてこのように巧みに作られているのか……。造化の妙というものを感じずにはいられません。


参考サイト
 姫路市(手柄山温室植物園)
 手柄山温室植物園
 ひめのみち(姫路観光コンベンションビューロー)
 

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