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明日香・岡寺の
シャクナゲとボタン

2007年4月29日
岡寺のシャクナゲ


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  高松塚やキトラなど数多くの古墳がある奈良・明日香村は古代ロマンの舞台。その山懐に抱かれるように、シャクナゲの名所、岡寺があります。

 鮮やかな新緑の森の中、淡いピンクの花が見ごろを迎えていました。


岡寺
 岡寺へは、近鉄の橿原神宮前駅からバスが出ており、岡寺前で降りて参道を上りますが、けっこう急な坂なので、行きはタクシーを利用しました。
 「シャクナゲもボタンも両方見ごろですよ」と運転手さん。


境内のボタン
 その通り、境内に入ると大輪のボタンがお出迎え。奈良でボタンと言えば長谷寺が有名ですが、ここのも見事です。
 古色を帯びた本堂などを背景に、白い日傘の下で咲く姿はなかなか趣きがありました。

  本尊の、如意輪観音座像にお参り。日本最大、最古といわれる巨大な塑像(土でできた仏像)です。


シャクナゲ
 ここから奥の院へ進み、山の上の遊歩道を歩くと、いたるところにシャクナゲの花。全部で3000株あるそうです。

 シャクナゲは朝のうちに観賞するのが一番。さわやかな森林の空気を吸いながら、木漏れ日にかがやく薄紅色の花々をカメラに収めました。
 遊歩道からは、木々に囲まれた境内を見おろす事ができます。


坂乃茶屋

 坂乃茶屋定食。
 山菜にゅうめん、
 わらびご飯など
 (700円)
 岡寺を出て、参道の途中にある古い民家風の「坂乃茶屋」で昼食。山菜にゅうめんが美味でした。
 店の座敷の壁には、ここを訪れたお客さんが描いた色紙がぎっしり。

 「楽書帳」と書かれた大学ノートも食卓に置かれてあり、お年寄りから子どもまで、楽しい旅の思い出が記されていました。

 茶屋から有名な石舞台古墳までは、徒歩でほどほどの距離。
 しっとりした岡寺とは対照的に、ゴールデンウイークの人出でにぎわっていました。


石舞台古墳

キクモモ
 近くではキクモモ(菊桃)の花が咲き、見晴らしの良い高台に上がると、石舞台の向こうに明日香の里、さらにはるかかなたに二上山が見えました。

 明日香路へ来たからには、レンタサイクルで遺跡巡りをしたいところでしたが、それほどの時間もないので、バスで甘樫丘(あまかしのおか)に足を延ばしてみました。

甘樫丘
 展望台に登り、飛鳥寺跡のあたりや大和三山を一望。
 「あの遠くかすんでいるあたりが、法隆寺のある斑鳩ですよ」と教えてくれる人もいて、ひと時、古代に思いをはせました。

お土産
石舞台周辺の土産物店で
買った「明日香のジャム」
「くず餅」「葛ようかん」。


参考サイト
 岡寺
 明日香村
 飛鳥京観光協会
 飛鳥資料館
 国営飛鳥歴史公園
 

 

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