写真集
|
2013年の桜の開花は早かったですね。
4月に入ってすぐ、京都の桜を見てきました。 枝垂れ桜は散り始め、ソメイヨシノはほぼ満開という状態。
高野川の桜 |
京阪電車の出町柳駅から高野川、加茂川を渡り、 商店街を通りすぎて北へ折れると、土塀に囲まれたお寺が見えます。日蓮宗のお寺・本満寺。ここには1本の大きな枝垂れ桜があります。
少し見ごろは過ぎていましたが、大きさには圧倒されました。
このあと、観光客でにぎわう高台寺へ。ここの枝垂れ桜はちょうど満開。見事でした。
高台寺の枝垂れ桜 |
「ねねの道」 |
高台寺を出て、人の流れについていくと自然に円山公園の方へ出ます。
八坂神社 |
祇園。情緒ある建物に
咲いていたツバキの花 |
花見のころライトアップされる有名な枝垂れ桜は以前、樹勢が衰えていましたが、少しは回復したようです。
花見客や露店でにぎわう円山公園の坂を下り、八坂神社を経て祇園へ。
すだれを垂らした家並みが続く祇園。風情がありますね。
その花見小路沿いに、ひときわ目立つのは祇園甲部歌舞練場。
祇園甲部歌舞練場の桜 |
「ヨーイヤァサー」の掛け声で、京都に春の訪れを告げる「都をどり」が、ちょうど始まった日でした(4月30日まで)。
花見小路のつきあたりには、京都で一番古い禅寺・建仁寺があります。
建仁寺 |
京都のお寺の内部は撮影禁止のところが多いですが、ここは受付で「撮影OKです」と声をかけてくれます。
キヤノンが寄贈した高精細複製画が飾られている関係でしょうか。とにかく撮り放題。ありがたいことです。
俵屋宗達の「風神雷神図屏風」や海北友松の「雲龍図襖」(いずれも複製)、「法堂(はっとう)」の天井の双龍図などを見て、小書院で一服。
心が静かに安らぐ空間です。ここでゆっくり休憩した後、木屋町通りの高瀬川沿いの桜と、祇園白川の桜を見に行きました。どちらもたそがれ時からライトアップされていました。
高瀬川沿いの桜 |
木屋町通りも、しっとりとした懐石料理の店の灯がともり、京都らしい風情のあるところです。テレビの中継でもするのか、大勢のスタッフが撮影の準備をしていました。
ライトアップされた
祇園白川の桜 |
祇園白川は超有名な撮影スポット。人波が途絶えることがありません
「かにかくに祇園はこひし寝るときも枕の下を水のながるる」という、吉井勇の歌碑があります。
川を隔てた向かいには、この歌にちなんだ「かにかくに」というお茶屋ダイニングで、春の灯のもと、食事をする人たちの姿が見えました。
夜桜を眺めながら、おいしい食事を楽しむのは最高でしょうね。
|