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京都・洛北の紅葉

2005年11月20日
曼殊院の紅葉


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  秋深まる京都・洛北。最初に訪ねたのは、「床もみじ」で知られる実相院です。


実相院

この紅葉が室内
の板の間に映る
 皇室ゆかりの格式あるお寺。磨きこまれて黒光りする板の間に、庭の紅葉が映る様子が「床もみじ」と呼ばれています。情緒があって美しいものです。
 残念ながら室内は撮影禁止。実相院のホームページをご覧下さい。

 枯れ山水の石庭や池泉回遊式の庭園も見もの。夜は紅葉と石庭のライトアップ(11/12〜11/30)があり、最近、テレビ局の取材が相次いでいるようです。


曼殊院の庭園
 洛北のもう一つの紅葉の名所は曼殊院。濃い紅色が参道や寺院の白壁に映えて見事でした。

 曼殊院の庭園や建物は桂離宮と関連が深いそうです。戸の引手が瓢箪や扇の形をしていたり、釘隠しが富士山になっていたり、細部にいたるまで洗練された美意識がうかがえます。

富士の釘隠し

上之台所


 この日はお客をもてなすための「上之台所」も公開されていました。通常の台所とは別に作られたもので、寺院内に二つの台所が残る唯一の遺構という説明がありました。

 実相院と同じく皇室と関係の深い「門跡寺院」で、要人の訪問も多かったのでしょう。大釜が湯気を上げ、お坊さんたちがあわただしく食事の支度をする様子が目に浮かびます。

 次に足を延ばして大原の三千院へ行ってみました。


三千院参道のお店

三千院
 この時期いつものことですが、大原は大変な人出です。路線バスは超満員。そこへ観光バスやマイカーも詰めかけ、一本しかない国道で数珠つなぎになります。三千院門前の飲食店、土産物店も人が一杯でした。

 三千院に入ると参拝客が切れ目なく続き、杉木立に囲まれた境内がにぎやかなこと…。
 こうなると撮影は難しい。緑の苔が美しい往生極楽院付近も人が多すぎて、思うようなカットは撮れませんでした。
 

宝泉院での接待
抹茶とお菓子
 三千院を出て北へ少し歩いたところに宝泉院があります。見どころは額縁庭園。客殿の柱と鴨居を額縁に見立て、絵を鑑賞するように庭を見る、面白い趣向です。
 
 抹茶とお菓子の接待を受け、竹林や紅葉、樹齢700年という五葉の松を、しばしの間眺めました。

 宝泉院も夜間の紅葉ライトアップがあります。「秋の夜灯り2005」(11/11〜12/4)と名づけ、併せてコンサートも開催していました。


参考サイト
 実相院HP
 新・実相院日記(ブログ)
 曼殊院HP
 三千院HP
 京都大原観光マップ(民宿 三千院道)
 宝泉院.net


お土産
三千院で買った
来年の干支の犬
と紅葉のお守り

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