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2005年5月25日 全国で使われる食器の多くは「美濃焼」なのだそうです。生産地は多治見市、土岐市、瑞浪市など。なかでも多治見市は歴史が古く、窯元や展示施設がたくさんあります。 「花フェスタ2005ぎふ」に来た機会に、美濃焼の町・多治見を歩いてみました。最初に訪ねたのは「幸兵衛窯」。今年1月に亡くなった人間国宝・加藤卓男氏が主宰していた窯元です。現在は7代加藤幸兵衛氏が跡を継いでいます。
ラスター彩は一見茶色ですが、光が当たると金色に見える不思議な彩色でした。
日本、中国・朝鮮、ペルシアの古陶磁を収集した資料館も充実。建物は福井県から200年前の古民家を移築したものです。
このほか、工芸館やサロンがあり、陶房そのものは見学できませんでしたが、落ち着いた雰囲気のなかで良い作品をたくさん見ることができ、写真撮影もOKでした。 近くに、「市之倉さかづき美術館」があります。盃作りが盛んな市之倉地区の歴史を紹介しています。陶芸、ガラス、漆器、木工、染色などのミュージアムショップや白壁造りのレストランも。 ときどき色々なイベントが開かれているようです。幸兵衛窯との共通割引券あり。 このあと、「岐阜県陶磁資料館」を見学。
登り窯を、模型で良く分かるように説明してあります。ここをひととおり見学して、美濃焼のことがだいたい分かった(つもり)。一時は京都の磁器に押された時代もあったのですね。
近代的な陶磁器の美術館としては、南へ1キロほど行ったところに「セラミックパークMINO」が。時間の都合で行けなかったのですが、面白そうなところです。 やきもの以外の観光名所に修道院があります。1930年に設立されたカトリック神言会の修道院で、美しい聖堂を見学できました(内部の撮影は禁止)。
修道院というと、「北海道!バター飴!」という連想しかできない私NAO…。岐阜にもあったとは知りませんでした。 日本の男子三大修道院の一つだそうです。
一昨年、本堂が焼失、再建へ向けて募金活動が行われています。
荒川豊蔵氏は、可児市の古い窯跡で桃山期の志野の陶片を発見。 これをきっかけに古志野の再現に打ち込んだ陶芸家です。 淡雪をかぶったような志野茶碗--陶器のなかでも優しく、大好きです。 水月窯では伝統技法で作られた作品、半製品、作陶作業や窯を見せてもらえます。 どれも簡素な中に趣味のよさを感じさせる作品でした。お土産に梅の文様の湯のみを購入。値段も手ごろでした。 多治見市の窯元はまだまだいっぱい。作陶体験ができるところもあり、春、秋には陶器まつりなどのイベントが開かれ、にぎわいます。一度訪ねて見られてはいかがでしょうか。 窯元はそれぞれ離れているので、マイカー、観光タクシーが便利です。 ●参考サイト 多治見市・観光(多治見市観光協会) 多治見市・美濃焼HP 幸兵衛窯 市之倉さかづき美術館 岐阜県陶磁資料館 陶都 美濃焼(岐阜県陶磁器工業協同組合連合会 ) 多治見神言修道院 愛・地球博 ぎふの旅
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