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浜寺公園のバラ 2008年6月1日 |
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「アメリカン・ピラー」 海辺の景で |
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大阪・堺市の浜寺公園といえば、「名松100選」にも選ばれている美しい松林と、夏のプールで知られた公園ですが、春のバラも見ものです。
中央花壇のつきあたりにあるのが「ばら庭園」。ヨーロッパの庭園をイメージした「まちの景」と、それに続く和風庭園内の5つの景で構成され、250種約6500株のバラが咲き乱れています。 ・まちの景 濃いピンク色の花が房状に咲く「アメリカン ピラー」のゲートをくぐると、「まちの景」。ヨーロッパの王宮の庭をイメージしているようです。現代バラを中心に110種類あり、ここだけでも立派なバラ園といえます。
「アンドレ ル ノートル」や「ダブルディライト」「パパメイアン」など香りの良い品種がところどころにあるため、庭園中にほのかな気品ある香りが漂っています。 中央には、2列の列柱のように仕立てられた、つるバラ「アンジェラ」。ピンクの花と根元を飾る青い草花がマッチしていました。
同じつるバラでは、優しいブーケのような「ブラッシュ ランブラー」と魅惑的な「ファイルヘンブラウ」も。管理人が大好きな品種で、たくさんのカットを撮れてご機嫌! ・和風庭園/湖沼・水路の景 公園のパンフレットによると、和風庭園は平成5年、「花ふる大阪事業」により、「昔ながらの日本の風景の中にバラの彩りを取り入れる」というコンセプトで作られたそうです。
白い土塀に、スイレンやカキツバタの池。さわやかな緑の中に、遠く段々畑の赤いバラが見えます。思わずため息 が漏れる景色でした。 「ツクシイバラ」など日本の自生種もいくつか植えられています。白い地味な花ですが、現代バラの多くの原種はこれら野生のバラで、品種改良に貢献したとのことです。 ・和風庭園/里の景
途中には農家に見立てた休憩所がありました。この庭先で写生を楽しむ人も。 ・和風庭園/山間の景 道は登り坂になり、いよいよ懐かしい田舎の風景。畑の中を涼しげに小川が流れ、水車小屋もありました。 ・和風庭園/山の景 高地に咲くバラを集めているとのこと。ロックガーデンの趣もありそうでしたが、登りに疲れたのでパス。 ・和風庭園/海辺の景 浜辺をイメージした砂浜が広がり、臨海工業地帯として埋め立てられるまでの、浜寺公園の白砂青松をしのばせます。
「ハマヒルガオ」「ハマナス」などの海浜植物、松にからみついたつるバラ、浜辺には古い木造船……。明るい日差しの下、のんびりと心が癒されるスポットでした。 「ばら庭園」では“Rose de Mai2008”として、バラのライトアップ(5/17〜6/1)やガーデンコンサートの催しもありました。 来た時期が少し遅めで、盛りを過ぎた花もありましたが、バラの種類は多く、園内の手入れも良くて満足。大阪府内のバラ園では指折りの部類に入るのではと思いました。
●参考サイト 浜寺公園(大阪府公園協会HP) |
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