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子安地蔵寺の藤

2004年4月29日
口紅藤


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  藤の花で有名な和歌山県橋本市菖蒲谷の子安地蔵寺。境内の大小30本の藤の開花は例年より早めで、甘い香りが一杯。
 とくに「口紅藤」というピンクの藤がみごとでした。
 桜やバラもそうですが、こうした淡い色合いがとても好きです。

本堂脇の九尺藤
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 本堂の脇には「九尺(くしゃく)藤」が大きく枝を広げ、下から見上げると、薄紫の花のシャワー。素晴らしい。

 同じ「九尺藤」で、門前にあった一本は樹齢百数十年で、寺の名物でしたが、残念なことに今年の冬に枯れてしまいました。「この藤は枯死しました」と看板が立てられています。
 4年前から樹木の専門医の治療を受けていたが、だめだったそうです。

九尺藤(クリックで拡大)
 花もいつか終わりはあるもの…と、「無常」の思い。
 お寺だからというわけではありませんが。

 ちなみに、子安地蔵寺は安産と子育てのお寺で、行基菩薩によって開かれた真言宗の名刹。「関西花の寺」の一つでもあります。
 観光客は、シーズン中に3万人とか。
 参道にはイチゴなどの果物や花、山菜、アイスクリームを売る店も出て、2箇所ある駐車場はマイカーがひっきりなしに出入りしていました。

 南海高野線の御幸辻駅からは徒歩30分。道ばたの新緑や花をながめながら、ちょっとしたウォーキングでした。

子安地蔵寺公式HP

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